2020年12月23日(水)サッカー天皇杯 準々決勝
NHK-BSとスポーツライブチャンネルをザッピングしながら2試合とも生中継で見ました。
J3優勝のブラウブリッツ秋田 3ー1 福山シティ(広島県リーグ)
J2優勝の徳島ヴォルティス 3ー0 HONDA FC(JFL)
どちらも似たような展開の試合だった。
試合中のパスワークだけ見れば、HONDAも福山も、それぞれ格上の相手を上回るほど高い精度、練習の成果を見せていた、と言えるでしょう。ただ、個々の選手のプレー強度の差で破れた感じ。
ただ、どちらも似たようにツキもなかった。
HONDAが3点目を与えたPKも、福山が3点目を与えたフリーキックも、VARがあったら、認められたかどうか? と、ぼくは思いました。そこがモヤっとしたところ。
カテゴリでいえば7部相当の福山はよく健闘した、と言えるし。
アマチュア最強と呼ばれてきたHONDAは、常に天皇杯で格上のJリーグチームを倒してきた実績から言えば物足りない。
ただ徳島も秋田も、アマチュア相手の天皇杯にしては、ややプレーが荒かったのではないか。まあプロでは当たり前と言えるかもしれないけど、余裕の無さも感じさせた。
福山のFWが倒されて負傷退場したシーンとかの、秋田の選手の足の入れ方とかも、ちょっと気になったよ。
おおげさに言えば、世界的に言えるのかもしれないけど、今のサッカーはデュエルデュエル強調し過ぎなんじゃないか?
「球際を激しく」「競り合いに負けない」「フィジカルの強さ」「対人の強さ」を意識しすぎ。
削り合い、接触プレーが多くなれば、ファウルを取られる、カードを出される回数も増える、プレーが止まる回数も増えて試合も停滞する、試合時間も長くなる、選手の故障も増える、いいこと無しですよ。
そもそも、このご時世、接触プレーが増えることは感染症リスクも高めることなんだし。
どうして、もっとインターセプトの技術を磨く方向に行かないのか。パスの間で斜めからダイアゴナルランしてパスカット。ボールだけを奪う。誰も傷つけない。
みんな2002年ごろのデヴィッド・ベッカムのプレーを参考にしてほしい。
削りに来るDFをヒラっとかわして、接触を避けてボールを奪いにいく、優雅な身のこなし。意地張って競り合わない。
まあ、さんざん削られて故障して、しかたなしに身につけた技なんでしょうが、キャラに合ってたと思います。ベッカムの魅力はフリーキックだけじゃないよ。
と、天皇杯に関係ない記憶に走ってしまった。まあ日本人でもそういう技術持った選手、誰かいましたよね。山口蛍とかかな?