レブロン・ジェームズ対キングコング
などと釣りタイトルつけましたけど!
ところで、
最近、またYouTubeを熱心に始めました。放送作家のエンドウミチスケくんとの30年ぶりのトーク番組です。
実はこれは1989年頃から、今はCSスカパーで見れる音楽専門チャンネル「スペースシャワー」でやってた番組のリバイバルなのです。開始当初はまだケーブルテレビの配信だけで衛星もなかった。
ミチスケくんとは1989年の12月から1992年の3月まで「NEW WAVE 90s」て番組、1993年4月から94年11月まで「渋谷派」という番組をやっていた。合計すると4年間か。にしても懐かしの90年代だね〜。
この90年代当時といえば、ナイキが最初にブレイクした時代で、ぼくも靴といえば流行に乗って、あのエアジョーダンばかり履いていた。まあ、いまだに不滅のアイテムです。
本人よりも靴のほうが有名になってしまったけど、アメリカ・バスケ界のトップ、NBAの象徴、マイケル・ジョーダンはスーパースターだったわ。バスケットだけじゃない、ボクシングのマイク・タイソンと並ぶ、世界のすべてのスポーツの代表選手、時代を背負ったアスリートのアイコンみたいな感じ。
そんなジョーダンが役者デビューしたのが、ワーナーの人気アニメ(といっても60年代〜70年代にテレビを見てないとわからないかもの)「ルーニーテューンズ」と実写のコラボ作品「スペース・ジャム」でした。
おなじみ? バックスバニーやロードランナーとコヨーテ、シルベスターなどのワーナー・アニメキャラと、ジョーダンの合成画面で、宇宙のテーマパークでバスケの試合をやる、という話。
ジョーダンもソツなく演技をこなしていて、そこそこヒットした快作でした。
そして、この「スペース・ジャム」までも、やっぱり30年ぶりに復活したのです!
原題「スペース・ジャム・ニュー・レガシー」(新たな伝説、かな?)
日本公開タイトル「スペース・プレイヤーズ」です!
まあ宇宙というより
舞台はサイバースペース、ヴァーチャルワールドなんですよ。
プレイヤーズは、どっから来てんだろ? まあ選手はプレイヤーだけど。
「レディ・プレイヤー1」にもかけているのかもしれない。
主役はもちろん、現在、21世紀のNBA最高の選手、レブロン・ジェームズです。
成績、記録、人気、スター性、貫禄、どれをとっても、90年代のジョーダンに匹敵するのは、この人しかいないですね。
前作の「スペース・ジャム」も、ジョーダンが貧しい少年だった70年代にプロ選手を目指す風景から映画が始まるんだけど、今回も80年代末、貧しい少年レブロンが、金持ちの友達に「おれはカラーのゲームボーイ買ったから、白黒のをあげるよ」と言われ、おさがりの古いゲームボーイもらって、それでも夢中になって遊んでたら、バスケのコーチに「お前はバスケひとすじに打ち込め! こんなもん捨てろ!」と怒られて、泣く泣くゲームボーイを捨てる、というシーンから始まり、ここでもう中高年はウルっときてしまう場面です。
で、タイトル明けは、年月がたち現代、大人になってスーパースターになったレブロンの日常が描かれ、将来は自分のようなバスケ選手に育てたいと思ってた息子が、実はゲームクリエイターを目指していたと知り、落胆するという。うまいね、脚本が。
で、いろいろあって、ネタバレしないように言うと、ようは息子の考えたゲームのヴァーチャル世界の中で、悪者にだまされた息子と、バスケで親子対決をすることになる。
こっからレブロンは自分のチームメンバーを集めるために様々なワーナーの映画世界に入ることになり、本物の映画の場面を使った「カサブランカ」やら「オースティン・パワーズ」やら「マッドマックス 怒りのデス・ロード」などがインサートされていくんですが!
結局、レブロンのもとに集まるのは前作とまったくおんなじ! ルーニー・テューンズのアニメキャラチームとなる。もうひとりの主役はやっぱりバッグスバニーですね。レブロンまで実写からアニメになってしまう。
で、フルアニメ状態でトレーニングをして、試合にのぞむんだけど、会場に着くとそれまで昔ながらの2次元アニメキャラだったテューンズが、突然3次元CGキャラになる。ここが21世紀だね! またレブロンも実写に戻る。
これは劇場でもらえた記念のポストカード。絵柄にはキングコングとワンダーウーマンが描かれているけど、チームには入りません! 特に活躍しません。客席にいる。
試合会場の客席には、前述の作品のキャラとか、ジム・キャリーのマスクっぽい人やバットマンとロビンや、グレムリンとか、とにかく数えきれないワーナー系のキャラがモブでたくさん並んでいる。
後でまたネット配信されたときに、いちいち一時停止画面で確認しないとなー。
この ↑ 解説youtuberの人はちょっと前作と今作がごっちゃになってるぽい感じする。
レブロンはとにかく演技が自然でうまい。さすが現代のスター。ジョーダンも良かったけど、根が真面目すぎで、少しぎこちなかった。レブロンは最初から役者だと思って見てられるくらい。
でまあ、試合もいろいろあって、最後は親子仲直り、ファミリー愛のハッピーエンドで終わる(当たり前
試合が終わるとアニメキャラたちも、また2次元に戻っていく。
そしてエンディングロールでは!
世界の有名いろんなスポーツ選手の写真にテューンズたちが合成された画面が出てきて、大坂なおみ選手や、MMA時代のロンダ・ラウジーも出てくるよ!
まあ、これはバスケファン必見でもあろうし、バスケ知らない人でも面白いと思います。
そろそろ劇場公開は終わるころだろうから、みんなも配信で見よう〜。