かとうけんそうのスポーツ観戦記

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ライガーさん、殿堂入りおめでとう!

www.wwe.com


獣神サンダー・ライガーさんが、アメリカ最大のプロレス団体、WWEのホール・オブ・フェイム「プロレス殿堂」入りを果たしました!

アントニオ猪木藤波辰爾、に次ぐ3人目(他にレガシー部門では、力道山新間寿)となります。

全日系の方はやっぱり受賞歴はないんですな。

にしても、ライガーよりも、もっとWWEに出場していた日本人レスラーはキラー・カーンや天龍、JBエンジェルスブル中野の時代から、TAKAみちのく新崎人生(白使)、TAJIRIケンゾー・スズキヨシタツなど、いろいろいたのに!

ライガーは、WCW時代は何度もアメリカ行ってるけど、WWEではNXTにゲストで1回だけ出てタイラー・ブリーズとやっただけなのにな。式典でタイラーにもコメントさせてあげればよかったの。

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ほとんど日本での活動が評価されての殿堂入りなら、本当にすごいね。いや、昔からアメリカでは有名でした。

ぼくは25年前、1996年、ボストンで行われたレッスルマニア14をツアーで見に行きました。

ストーンコールド・スティーヴ・オースティンの人気が最高潮だった時代、メインはあのショーン・マイケルズ対ストーンコールドの名勝負、特別レフェリーがマイク・タイソンという。

この前日、ぼくがボストンの街をウロウロ観光していると、街にプロレスTシャツの屋台があった。見るからに非公式、バッタもんなんだけど、にしては、公式を上回るくらいセンスのいいデザインのものがけっこうあった。そこでレッスルマニアのロゴ入り記念Tシャツを買ってしまったよ。会場に着ていけないかもだけど。

そしたら屋台の兄ちゃん(普通の白人)が、ぼくを見て「ユーア、ジャパニーズ?」と聞くわけです。「イエス

レッスルマニアを見るためだけにボストン来てんのか?」(訳)

「イエーイ」

「お前、バカじゃねえの?」(訳)

「ホワイ?」

「だって、ジャパンにはジュウシン・サンダー・ライガーや、ケンタコバシみたいな、エクセレントでリアル・ハードヒットのレスラーがいっぱいいるだろ! オールジャパンやニュージャパンの試合のほうがWWEより、よっぽど面白いよ! WWEなんかわざわざ旅行で来て見るようなもんじゃない。あんなのフェイクだ!」(訳)

だってよ。しまった、プロレスオタクにつかまった!

しかし、こいつはWWEのフェイクTシャツを売って儲けてるくせに。。

まだ、ネットもない時代だけど、海賊版のVHSで日本のプロレス見てるアメリカのファンはけっこういただろうなあ〜。

「オーケイ、オーケイ、オフコース。バット、ストーンコールド、モスト、エクセレント」とかなんとか言って、笑って別れたよ。

まあ、そのくらい、アメリカでも昔から知られてたであろう、ということ。

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その数年後、やっぱ90年代かな?

ぼくはラジオ番組の取材で、幕張メッセゲームショウのメーカーブースで、ライガーさん本人にインタビューする機会を得ました。

新日本プロレスをテーマにしたゲームが発売になったから、というタイミングで、どちらかというとライガーさんはゲームファンに「新日本プロレスのイベント、興行の宣伝をしたい」という目的でトークしたかったハズなんだけど、ぼくは「せっかくオタクの人が集まってるんだから、ライガーさん自慢のゴジラとか特撮フィギュアの話をしましょうよ!」と言って、そっちの話題に振ってしまった。

その節は失礼しました。申し訳なかった。そんな怪獣話をメインにしてしまったせいで、ぼくと同じ広島出身であること、若手の山田恵一時代からずっと試合を見てきたプロレスファンであることなども話さないまま、終わってしまった。

まことに残念だった。いやあ、かつてのペガサス・キッドクリス・ベノワ)とライガーの試合は、佐山タイガー対ダイナマイト・キッドに匹敵する名勝負だったと思いますよ!

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しかし、今回のWWE殿堂式典では「NWO」としてハルク・ホーガンスコット・ホールレイザーラモン)、ケビン・ナッシュディーゼル)、ショーン・ウォルトマン(Xパック)も表彰されてるんだけど、ここはライガーに「おれの友達のグレート・ムタとマサヒロ・チョーノもNWOのメンバーだったんだが? 仲間に入れてくれないのか?」と一言、文句を言ってほしかったのww