高橋ヒロムのELP
先日12月23日の新日本プロレス・後楽園ホール大会の映像を見直してたんですが、高橋ヒロムが胸に、素肌の上にマジックで雑に「ELP」と書いていた。
これは1.4東京ドームで闘うことになってる相手レスラー、エル・ファンタズモ(El Phantasmo)の略称ってことなんですけど、
誰か「これは昔からワールドプロレスリングのテーマに使われてる曲を作った伝説のロックグループ、エマーソン・レイク&パウエルの略称でもあるよ」
って教えてあげてほしいの。由緒に理解が深まる。
ELPは1971年にデビューしてブリティッシュ・ロックのトップグループになったエマーソン・レイク&パーマーの略称でしたが、80年代に入る直前に解散。その後、再結成するとき、ドラムのカール・パーマーはエイジアの活動のため参加せず、キーボードのキース・エマーソン、ベース&ボーカルのグレッグ・レイクは、新たにドラムにレインボーなどで活躍していたコージー・パウエルを迎えたのが、同じ略称「ELP」になるエマーソン・レイク&パウエルでした。そのアルバムのオープニングを飾る大作曲「ザ・スコア」が新日本プロレスのテーマ曲にも使用されるようになって、もう30年以上になります。
結局、エマーソン・レイク&パウエルはまたすぐに解散し、パウエルはその後、事故で若くして亡くなってしまいました。
90年代以降、またパーマーが復帰して、オリジナルELPとして活動した時期もありましたが「ザ・スコア」は演奏されることはなく、残念でした。
そして数年前、エマーソンとレイクも相次いで亡くなりました。
二人が亡くなったときはせめてワールドプロレスリングでも追悼メッセージ出さないかな~と思ってたけど、やらなかったね。まあ直接コンタクトしたこともなかったでしょうが。
まあ高橋ヒロムはスーサイダルテンデンシーズのジャケットを着てるくらいだから、そんなことも承知の上かな?