かとうけんそうのスポーツ観戦記

サッカー、野球、プロレスの最新情報をまとめていきたいです!

2020年12月13日(日)<ACL準決勝>ヴィッセル神戸(日本)ー蔚山(韓国)

2−1で神戸の負け! まったく残念な試合でしたね!

まあ不可解なVAR判定で、神戸は勝利を逃した、という印象が残る試合になった、とは思うんですが、三浦監督の采配も〜・・。

交代枠を2つ残したまま、選手に明らかに疲れが見える中で延長線に突入し、まさかそのまま交代なしで行くとは思わなかった。あの時点で、なんか危ないな〜という予感はあった。

終了ギリギリでPK献上して失点したタイミングでようやく藤本を入れたって、もう何もできないじゃろう。

にしても、イングランド・プレミアリーグとか普段見てたら、VARであんなに試合がひっくり返るのはよくある、当たり前のこと、世界標準に慣れさせる機会、と思ってなきゃいけないんですが。とはいうものの、他のスポーツのビデオ判定システムと比べても、サッカー関連はひどすぎると思う。

現場の主審よりも、VAR審判のほうが絶対的に偉い、というヒエラルキーはまるで相撲の物言いのようだ。

相撲はあらゆるスポーツの中で(スポーツなのか?)世界で最初にビデオ判定を導入した先駆者ですが。軍配(判定)に対して、土俵下の審議委員の親方衆が手をアゲて物言いを出し、映像を参考にしつつ最後は土俵上の話し合いで決定して、行司(審判)は差し違え認定されてしまったりする。

しかしサッカーは、VAR審判が何者なのかは観客からは見えないシークレットな位置にいるんだよね。そして、いきなり試合が止められて、判定をくつがえす。

今回のヴィッセル神戸のゴールが取り消されたシーンにしても、シュートの前にファウルがあった、ということなんだけど、ファウルを取られたシーンで、安井に進路を阻まれた蔚山の選手は倒れたわけでもないし、ファウルをアピールしてもないし、周りの選手も気づかず、試合は流れている。シュートが決まったあともピッチ上の審判も、両チームの選手も何事もなく、そのまま試合を続けてるのに、VAR審判だけが「ファウルがあった! 試合止めて、やり直せ」と言っている。映像を巻き戻しても「これは、ファウルかな〜。。」みたいな微妙な判断でファウル宣告される。

まあプレミアでもこんなシーンは結構あるんですよ。

だけど、少なくともピッチ上にいる人間が全員、疑問を持たずに試合が流れているのに、VAR審判の判断だけでプレーを止めるのだけは、もう、やめないか?

主審と副審の判断が別れたとき、はピッチ上の話し合いだけでいいし。

やっぱ、選手や監督、ベンチから判定に対する抗議があったときだけVAR発動する、そして現場の審判だけが映像を見直して、判定を考え直す、野球でやってるリクエスト(MLBではチャレンジ)のような制度にあらためたらどうか? 世界的に。1試合に何回以内とか制限も作って。

じゃないと、なんか気まぐれな神に支配された空間のような息苦しさを感じてしまうよ。欧州の人はそういう感覚にも慣れやすいのかな? 宗教的に。